Mautic

マーケティングオートメーションの「Mautic」導入について

マーケティングオートメーションの「Mautic」について、自社サーバーを利用したネットショップに導入する機会があったので備忘録をつけておきます。

マーケティングオートメーションと聞くと「Marketo」「B-DASH」「SATORI」など大手のシステムが出てきますが、中小企業や個人事業主に月額10万~100万の費用は捻出できませんよね。
また、費用は出せる場合でも、上司に提案する場合、多少の実績があった方が説明や稟議が通りやすかったりもします。

どちらにせよ、まずやってみようが出来るのがオープンソースの「Mautic」です。
Mauticには、クラウドとオンプレミスがあるのですが、機能をフルで使うためにもオンプレミスをおススメします。ここではオンプレミスでの設置を基にお送りしていきます。

「Mautic」サイトはこちら https://jp.mautic.org/

マーケティングオートメーションとは?については割愛しますね。ググっていただいた方が分かり良いです。
また、マーケティングオートメーションを導入するにあたり、ペルソナ設計やカスタマージャーニー作成なども勉強しておくと今後の展開でスムーズです。

今回導入したネットショップを活用事例にすると、「潜在客」を「見込み客」に成長・分類させ「顧客」にすることを自動化させるということです。まぁ実際はそれを設定や運営するのにかなりの人力を要するのですが、寝ててもシステムがユーザーを分類しつつ成長戦略を施してくれるので、やる価値はあります。

潜在客とは

ここでいう潜在客というのは、サイトに訪問してくれた匿名のユーザー達です。Mautic上ではAnonymousと表記されます。
この匿名ユーザーが来たことが分かるのはグローバルIPアドレスとなります。IPアドレスはインターネット上に接続された機器のナンバー(基本1つ割り振られる)でありこれが個人を特定するものではありません。といっても大体の地域ぐらいまでは分かるようです。
また、変動IPアドレスを割り振っている場合もあるし、そのルーターからたくさんの人が接続してたりなどで、このIPアドレスが絶対この人ってのは不確定だと思います。

このように潜在客とお店や企業が接触を持つことはまず不可能です。
ただ、この潜在客からメールアドレスや電話番号などを登録していただくと接触することが可能となってきます。

では、どのように接触できるようにしていただくかというと、潜在客には魅力的なダウンロードコンテンツを促すメッセージをサイトに表示させたり、そのお店の特色や魅力のあるコンテンツを用意しクーポンを用意したりなどし獲得するにはメールアドレスを記入させたりなどします。

一度はこういうホームページを閲覧したことがあるでしょう。このような仕掛けでメールアドレスなどを登録したユーザーは、興味があると判断し潜在客から見込み客へステージがアップします。

このような行動が発生すると「Mautic」上では、いままで[Anouymous 匿名]だったユーザー情報に「メールアドレス」が付与され、自動でIPアドレスとメールアドレスが紐づけされます。
そうすると、その人の行動に応じて対応するメールマガジンやクーポン発行などすることが可能となります。

見込み客とは

見込み客は、お店に少しでも興味をもっていただいたユーザーとなります。あとちょっと押してあげれば、商品を買ってくれるだろうと判断できるユーザーですね。もちろん先程書いた、メールアドレスを登録したユーザーは見込み客となります、その他にも商品ページを何度も訪れてるユーザーやショッピングカートに入れたけど離脱してしまったユーザーなども見込み客となりますね。

このようなユーザーをMauticでは、セグメントやステージで分類してリストを抽出していきます。そしてその判断基準はポイント数や行動履歴で判断していきます(別な方法もあります)。

例えば、サイト訪問で1pt、資料ダウンロードで10pt、会員登録したら30pt、ショッピングカートで離脱をしたら50ptなど。
そして、規定ポイントに応じてセグメントを設定し振り分けていきます。

次に振り分けられたユーザー用に、訴求力のあるコンテンツを用意します。
サイト訪問1ptだけのユーザーには、クーポン表示し獲得するためにはメールアドレスを登録していただく。
資料ダウンロードのユーザー(ダウンロード時にメルアド獲得)は、行動履歴から興味のある商品詳細のステップメールを送るなど。
ユーザーの興味度合いや行動履歴に基づいて、Mauticが自動でメール送信が可能となります。

これらはサイト上の行動からですが、抽出したユーザーリストをエクスポートしGoogle アナリティクスやアドワーズにインポートすればリターゲティング広告を出稿することも可能ですね。常にサイトを意識させることで、見込み客が顧客へと成長する可能性が高くなっていきます。

顧客

商品を1度購入していただくと「顧客」になりますね。ただ、これが最終ゴールではありません。今度はリピーターになっていただけるようにフォローし続けないと、これまで使ってきた広告費の費用対効果が薄まっていきますよね。

その対応方法も今まで通りにMauticで自動化していきます。
休眠ユーザーを起こしてあげるメール戦略などですね。また名前や住所を登録していただいてれば、DMを送付というのも効果的かと思います。

例えば、商品購入後サイトにアクセスが3か月無いユーザーにメールを送付し、開封されればまた1か月後に送付、また開封されれば2週間後に送付みたいな。そしてサイトにアクセスしていただいたら、またそのユーザー用の休眠復活コンテンツ(本日限り300円OFFクーポンとか)のようなものを用意すれば、再購入の可能性も高くなるでしょう。

このような、潜在客、見込み客、顧客、リピーターと成長頻度に応じて、自動化するのが「Mautic」のマーケティングオートメーションとなります。
また上記は一例に過ぎず、利用者の発想でどのようにも柔軟に出来るのも大きな利点です。

長くなってしまったので、導入は「導入編」として別記事にします。導入は簡単なので、https://jp.mautic.org/ の公式サイトの説明を見ながらでもできます。
注意点というか、本番用のサーバーとは別サーバーに設置し運用した方が、何かあったときに対応しやすいかと思います。私はXserverに設置したのでそれを事例に次回説明します。

 

lifezakk

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フリーランスのWEBデザイナー。日々WEB制作で気になるHtml CSS Photoshop illustrator アプリの備忘録をつけてます。#OVERHIT や #ホウチ帝国 にハマってます★

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