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ネコの切抜き。毛並み感を重視したレタッチです。
最近は、adobe senseiの被写体の選択やremove bgというサービスなど、切抜きにおいてAIが台頭してきていますね。
クリエイターの方は簡単に切抜きができるようになり、かなり負担が軽減しているでしょう。
ただ、これだけを利用して良い作品ができるかというとまだ難しいと思います。またこれらサービスに頼っていると自分のスキルが錆びてしまいます。今回は、簡単な切抜きではなく、手間をかけた切抜きをご紹介します。
元画像
これが元画像で、このねこを切り抜きました。背景がちょっと複雑なのでAIの自動切抜きだけを用いると下図のようなアバウトになります。
いろいろ仕事をやってると、このAI程度の切抜き感でもOKをだすクライアントもたまにいます。解像度にもよりますが、もしこれでOKが出てもちょっとは手を入れて仕上げたほうが、なんというか、、、自分の為になります。ちゃんとやればそれを誰かが見ていて、まわりまわって仕事に結びつくことや評価を得ることが出来るからです。
切抜きレタッチのポイント
やり方は、人それぞれですが、私の今回のポイントは「マスク」「ブラシ」の2点です。
まずアバウトに被写体(ねこ)の内側を「マスク」し、毛並み部分を「ブラシ」で調整していきます。これだけで十分毛並みが出てきます。
仕上げに新規レイヤーで「ブラシ」で描画。この画像でいう所の「ねこの髭」とかですね。
また、背景の緑が淵かかっているので、これを補正します。補正方法は、簡単で、マスクしたレイヤーの上に新規レイヤーを作り描画モード「カラー」でブラシでなぞるだけです。
ただ切抜きではなく、レタッチを取り入れながら切り抜いていくというのが、AIとは違ったポイントになりますね。
以下がビフォアーアフターです。
元画像との比較
AI切抜きとの比較
最後に
AIの技術はスゴイです。画像を放り込んで数十秒で切り抜いてしまうのだから。もっと機械学習が進めば、精度があがってくるのは間違いないと思う。
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