緑一色の世界を撮ってみた話。「ALLGREEN.」というタイトルをつけた理由

「もっと緑を増やしたい」と思い始めたのは、都市の写真ばかり撮っていたある時期のことでした。コンクリートと光の写真も好きですが、緑の持つ静けさに引っ張られたのです。

「ALLGREEN.」は、そういう気持ちで撮影・レタッチした一枚です。使用機材はSONY α6400とSIGMA 30mm F1.4 DC DNです。

この写真について

タイトルをALLGREENとつけたのは、画面の中を緑で統一したかったからです。主役も背景も、フレームの端まで緑が支配している状態。あえてその一色に絞ることで、写真としての主張をシンプルにしました。

緑の写真は一見簡単そうに見えて実は難しい被写体です。緑の中にも無数の色味の違いがあって、それをどう整理するかによって写真の印象がまるで変わります。

レタッチのポイント

HSL(色相・彩度・輝度)の調整
緑系の色相をまとめて調整することで、バラバラに見えていた緑の色味を統一しています。黄緑と深緑が混在していると「緑の写真」という印象が弱くなるので、色相を寄せて整理しました。

彩度と自然な彩度のバランス
彩度を上げると緑は鮮やかになりますが、不自然になりやすいです。私は「彩度」よりも「自然な彩度」を優先して使っています。すでに鮮やかな部分を保護しつつ控えめな色だけを持ち上げてくれるので、全体的にバランスよく仕上がります。

トーンカーブで深みを出す
明るすぎると緑が軽く見えてしまうので、シャドウをわずかに持ち上げつつ中間調で少し暗めに調整しました。緑に「重さ」を加えることで、落ち着いた印象になります。

こんな人に試してほしい

「被写体が決まらない」という悩みを持つ方に、一色縛りの写真はおすすめです。

色のテーマを決めると、撮影のときに「何を選ぶか」の基準が明確になります。ALLGREEN.のように緑限定で歩いてみると、普段素通りしていた葉っぱや苔が急に主役候補に見えてきます。写真の練習をしたい方は、まず「一色縛り」で撮影してみてください。選ぶ力が自然と鍛えられます。

最後に

緑というのは、写真の中で使われすぎているようでいて、実はちゃんと向き合ったことがない色でした。ALLGREEN.を撮ったことで、緑への見方が少し変わった気がします。

緑の写真に限らず、「テーマを絞った写真」に挑戦したことがある方は、ぜひコメントで教えてください!

 

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